保育士の私は、子どもたちに優しくできるのに…
私はこれまで0歳児から5歳児までの担任を経験し、たくさんの子どもたちと向き合ってきました。
一人ひとりの個性を大切にし、その子にとって最善の関わり方を常に考える。
どんな時も笑顔で、優しく、温かく。真剣にその子を想い関わる。
「保育士の仕事、大好き!」
毎日、子どもたちの笑顔に癒され、純粋なまなざしに心を打たれながら、「この仕事を選んでよかった」と思っていました。
でも、家に帰ると——
本当は娘に一番やさしい私でいたいのに、、、、
鬼のようにイライラし、わが子に優しくできない母親になっていたんです。

家に帰るとスイッチが切り替わる—イライラモードの私
仕事を終え、疲れた体で帰宅すると、待っているのは家事と育児。
玄関を開けた瞬間から「早くご飯作らなきゃ」「早くお風呂に入れなきゃ」「早く寝かさなきゃ」と、時間との戦いが始まります。
「ママ!今日ね…」
娘が保育園での出来事を楽しそうに話し始めるけれど、私は夕飯の準備で手が離せない。
「うんうん」と適当に相槌を打ちながらも、頭の中は「早く夕飯を作らなきゃ」という焦りでいっぱい。
それでも話し続ける娘に、イライラが募る。
「ねえ!ママ話聞いてる?」
「…無視しないで!」
娘のその言葉にハッとするけれど、気持ちの余裕がない私は「無視してないし!」と冷たく突き放してしまう。
「○○しないと○○できないよ!」—脅しの子育て
余裕がないときの私は、優しく寄り添うどころか、娘をコントロールしようとしていた。
「早く食べないとデザートなしだよ!」
「おもちゃ片付けないなら、お出かけできないよ!」
そんな脅しのような声かけが、私の口癖になっていました。
すると、娘のかんしゃくもどんどん激しくなっていったんです。
「イヤ!!やだやだやだー!!」
泣き叫び、物を投げ、私を叩こうとすることもありました。
そんな娘のかんしゃくに、私はますますイライラする。
手がつけられないと感じると、私はスマホを取り出し、
「鬼が来るよ…」
「警察呼ぶからね」
と、恐怖で娘をコントロールしようとしました。

手が出てしまった…自己嫌悪の嵐
ある日、娘のかんしゃくが特にひどかった日。
何を言ってもダメで、叫び、暴れ、床に寝転がって大泣きする娘。
「もう限界…」
イライラが爆発した私は、思わず娘の腕を強く掴み、「いい加減にして!」と怒鳴ってしまった。
娘は一瞬、驚いたように私を見つめたあと、さらに大きな声で泣き出した。
その瞬間、私は我に返った。
「なんで私はこんなことを…」
自分が一番大切にしたい娘に、私は何をしているんだろう。
「ママ、大好きだよ」
寝る前、娘は涙目のまま、私にそう言ってくれた。
その言葉が、胸に突き刺さった。
休みの日は、娘のために…でも結局うまくいかない
私は、娘のことが大好き。
だからこそ、休みの日は「娘が喜ぶことをしてあげよう」と思っていた。
娘は小さいころから動物が大好きだったので、
動物園に行ったり、小動物と触れ合える場所に行ったり…
「楽しい時間を作ろう!」と、私なりにがんばっていました。
でも、結局、どこかでうまくいかなくなる。
「ちゃんと歩いて!」
「勝手に走らないで!」
「早くして!」
どこへ行っても、私はイライラしてばかり。
せっかくの楽しいはずの休日も、言い合いになり、台無しになってしまう。
そして、また自己嫌悪に陥る。
「どうして私は、こんなに余裕がないんだろう」
「娘のことが大好きなのに、どうして優しくなれないんだろう」
休みの日は親子で楽しく笑顔いっぱいで過ごしたい。
その想いが叶わないことに心底がっかりして、笑顔になれない状態になっていました。
変わりたかった—私を変えた気づき
そんな日々が続く中で、私は気づいたんです。
「私がこんなにイライラしてしまうのは、私自身が満たされていないからなんだ」
仕事、家事、育児…すべてを完璧にこなそうとするあまり、自分のことを後回しにしすぎていた。
私は「母である前に、一人の人間」。
まずは私自身が満たされないと、娘にも優しくなれない。
そこから、私は少しずつ、自分を大切にすることを始めました。
・「完璧じゃなくていい」と自分に言い聞かせる
・少しでも自分の好きなことができる時間を意識的に作る
・娘の目を見て話をして、自分の気持ちをわかるように丁寧に伝えるようにする
そうして少しずつ、私自身が変わっていくと、娘との関係も変わっていきました。
「ママ、笑って」—その言葉が私を変えた
「ママ、笑って?」
娘のその言葉を、私は一生忘れない。
鬼ママだった私が変わることができたのは、娘の愛があったから。
もし今、あなたが同じように悩んでいるなら——
「大丈夫。あなたはひとりじゃない!」
同じ悩みを持っている保育士ママは多いのです。
少しずつ、一緒に変わっていきましょう。
そして、子どもと一緒に「ママも笑顔でいられる生き方」を見つけていきましょう。
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